自分の新たなスタートを感じた読了後(情熱プログラマー)

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

最初のイントロダクションを読んだだけで転職・独立したくなった。自分のキャリアプランを考えて、いまどうすべきかと、これからどうすべきかが書かれた、プログラマー必読の本。印象的なのは、「いまできることをしっかりやるべき」と言うことが、ちゃんと書かれていること。単にネガティブなことを書き連ねているだけではなくて、今後どうすべきかを見据えて、いまある立場と仕事をしっかりやり遂げるべきと書いてある。いろんな経験を積んできた Chad Fowler ならではの多彩な例え話が非常にわかりやすかった。また翻訳も素晴らしい。訳書で違和感なく読み進められたのは、Joel on Software以来でした。ソフトウェア業界に生きているなら、ぜひ一読を。

全部は書けないので、特に印象に残った言葉。

  • 一番下手くそでいよう
    • 自分よりも能力の高い場にいると言うのはよく言われるが、やはりそれを実践しないと成長しないのだなぁと。
  • ビジネスの仕組みを学ぶ
    • 我々はお金をもらってソフトウェアを開発していると言うことを再認識するためにも、どう使われるのか、どうお金になるのかを理解しないといかん。
  • 師匠を探す
    • routes職人の師匠に師事したくなった。
  • バケツ一杯の水の中の小石一つ
    • 自己を過大評価してはいけない。会社組織のなかでは、自分は代替のきくものであると認識せよ。
  • スーツ語
    • 「それは何のためになるのかな」と尋ねられても答えられるように。
  • 業界で名前を売ろう
  • ウォータフォール式のキャリア計画はやめよう
  • 独立する
    • 小さな新興企業で働くと言う選択肢。

と言うわけで、今の時点での自分の進むべき方向を見させてくれた本でした。